os:nas4free:zfs:cache
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行 1: | 行 1: | ||
====== キャッシュ(ARC/ | ====== キャッシュ(ARC/ | ||
- | * L2ARC | + | |
* ZFS の二次用の READ 用キャッシュ((一次用にはメモリが使用される)) | * ZFS の二次用の READ 用キャッシュ((一次用にはメモリが使用される)) | ||
- | * メモリが64GB以下では搭載の意味はない…らしい | + | * メモリが64GB未満では搭載の意味はない…らしい |
- | * ZIL | + | * L2ARCのサイズは搭載しているRAMの5倍を超えないこと |
+ | | ||
* ZIL(ZFS Intent Log)は、ZFSのWriteログ領域。SSDを適用することでWrite速度の向上を促す。 | * ZIL(ZFS Intent Log)は、ZFSのWriteログ領域。SSDを適用することでWrite速度の向上を促す。 | ||
+ | * 同期書き込みにのみ使用される((よって、DBの場合に大きな効果を発揮する場合がある)) | ||
* ZILは最大で物理メモリの半分が有効サイズ | * ZILは最大で物理メモリの半分が有効サイズ | ||
+ | * ZILを構成するには高速でキャパシタ付きのメモリを搭載したSSDを使用することが推奨 | ||
+ | * ZFSv28以降のpoolでは、ZILをミラーする必要はない | ||
===== ARC サイズの制限 ===== | ===== ARC サイズの制限 ===== | ||
行 19: | 行 23: | ||
sysctl vfs.zfs.arc.max=4294967296 | sysctl vfs.zfs.arc.max=4294967296 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ===== L2ARC のメモリ使用量 ===== | ||
+ | |||
+ | L2ARC は割り当てた容量の約 1.59% のメモリをその管理に使用する | ||
+ | キャッシュヒット率をあげようとして 1TB の SSD を割り当てたとすると | ||
+ | |||
+ | 1 TB * 0.0159 = 15.9 GB | ||
+ | |||
+ | で約16GBのメモリを使用する | ||
+ | |||
+ | 逆に L2ARC の管理に 1GB のメモリを割り当てるとした場合、 逆算して 63GB の L2ARC を割り当てるべきということが分かる | ||
+ | |||
+ | 1 GB / 0.0159 = 62.89 GB | ||
===== キャッシュ(L2ARC/ | ===== キャッシュ(L2ARC/ |
os/nas4free/zfs/cache.1730447526.txt.gz · 最終更新: 2024/11/01 07:52 by admin